王妃マリー・アントワネット―青春の光と影 ![]() 価格: 1,575円 レビュー評価:5.0 レビュー数:1 ウィーン時代から首飾り事件以前、革命の足音もまだ遠い時期のマリー・アントワネットの青春時代のお話です。本文中「人を指に巻く子」と評された彼女の世渡り術(?)がルイ15世を相手に繰り広げられ、なかなか面白かったりします。三人の叔母様方についても実にリアルな感じで「こういう人いるいる」みたいな。 よく知られている出来事に沿って、それに脚色したとても楽しんで読める本でした。読後の感想としては、ただただ夫であるルイ16世がとてもかわいそうでたまらなかったです。このお話は革命前で終わっていますが、つづきも読んでみたいと思いました。 |
||
ひとみ愛ランド (コバルト文庫) ![]() 価格: 368円 レビュー評価:4.0 レビュー数:1 藤本ひとみさんの作品が大好きになると、 今度は作者が知りたくなるはず。 そんな方のための本です。 あの作品を書いているのは、 こんな人なのかと知るのはとっても 楽しいと思います。 なかなか個性的な方だと感じました。 私はとくに「ひとみのモノローグ」のコーナー が、色々なシリーズのキャラが登場し、 お互いに、または、作者と対話をしていて、 笑えました。 |
鎌倉の秘めごと (文春文庫) ![]() 価格: 530円 レビュー評価:3.0 レビュー数:1 単行本時には「変態」という題だったのを、文庫化にあたり改題したらしい。そうですよね。「変態」だと普通、変な気持ち悪い人が主人公かと思ってしまいますものね。そうではありませんよ。 藤本氏の著作でしばらく前に「いい女」ってのがありましたが、あれと似てますね。主人公やテーマが。この「変態」=「鎌倉の秘め事」が暗いいやらしさで、なかなか共感しにくいから、同じテーマを「いい女」でもっと分かり易く爽やかに書いたのかな。藤本氏の細かい心理描写が私は好きなのだけど、その点からも物足りない。ただ、刺激的なエロさが好きな人にはいいかもしれない。 |
|
マリー・アントワネットの恋人 (集英社文庫) ![]() 価格: 720円 レビュー評価:3.0 レビュー数:1 フランス革命というと読み手にとってとてもとっつきやすい時代背景。 ウィーン皇帝の密命を受け、幼馴染であるマリーアントワネットを守るため奔走する主人公ルーカス。 彼の意図、時代の流れを読めない、まさにKYな王妃マリーは浅はかな行動で主人公に歯がゆい思いをさせ、そして…。 読み手によっては『ここで終わり?』と感じる方がいるようですが、私としては主人公の役割、とりわけ心情を上手く反映してると思うのです。 物語の内容自体はおもしろいです。ただ以前発刊された『ウィーンの密使―フランス革命秘話』を改題したものでした。 同じものをつかまされてちょ |
||
恋する力 ![]() 価格: 1,650円 レビュー評価:4.5 レビュー数:2 今日一日頑張ろう…誰もがその励みになるものを求めていると思う。誰かの言葉、一本のメール、ひとつの着信…すっかり美冬と一体になって恋をしてしまいました。 瀬木の言うように「好き」という言葉に、どこまで信憑性があるだろう。セックスは立派な愛情表現だし、気持ちのキャッチボールです。受け取れない球しか投げない相手ならやめればいい。 いまの日本男児にこそ真剣に恋をして、女の子たちを羽ばたかせてほしい… アラウンド30のひとたちに中年世代からのオススメです。 |