黒猫の愛読書 I -THE BLACK CAT’S CODEX- 隠された闇の系譜 (角川スニーカー文庫) ![]() 価格: 580円 レビュー評価:3.5 レビュー数:3 おそらく女性作者なんでしょう。 おおむね女性視点で書かれており、女性向けと言った感じがしました。 男から見たら可愛げのないイラストや、男性キャラの上半身裸とかw 女性読者層を狙ったサービスを感じられます。 スニーカーとしては、新たな層を狙った作品かもしれません。 しかし、男性読者には引かれて、女性読者にはアピールできていない気がするんですが。 どっちとらずの中途半端な戦略にはまったのではないだろうか・・ よくもなく、悪くもない作品と言う感じですが。 何か足りないきがする。何かはわから |
ウィーンの密使―フランス革命秘話 (講談社文庫) ![]() 価格: 840円 レビュー評価:5.0 レビュー数:4 とーっても面白かった。その理由はやっぱり、登場人物が、すごーく生きているから。アントワネット、フェルゼン、ルイ。みんな、まさにこんな感じだったのかなー?すごい納得!!みたいな描かれ方で、破滅にむかって進んでいくアントワネット、ルイ、フェルゼンは本当に時代を読めないお馬鹿さん。。。って感じだった。彼らがもう少し時代が読めたなら、終わりはあるいは違ったかもね?。ベルバラより私は楽しかった! |
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あなたを探して ![]() 価格: 1,260円 レビュー評価:4.0 レビュー数:1 原題 Ou es-tu ? .恐るべきストーリーテリングの力である.1975 年,幼馴染で同い年の Philip と Susan は 21 歳.Susan は Honduras に国際協力隊員として New York を離れ,Philip はデザイナーとして残る.二人は手紙で心をつなぐ.しかし,Philip は Susan との恋をあきらめ,より包容力のある Mary と結婚し,長男 Thomas が生れる.Thomas が5歳になった年,Susan の忘れ形見だという9歳の混血児 Lisa が突如赤い風船を持って現れる (これが可愛い !). 心を開かず,ハリケーンに怯えている.Thoma |
永遠の七日間 ![]() 価格: 1,260円 レビュー評価:2.5 レビュー数:5 荒唐無稽な設定はまあいいとして・・・ 主役の二人がなぜ惹かれあうようになったのか、サッパリ?(特に女のほう) 最後も、なんだかなーという感じ。 フランス人はこんなのホントに好きなんでしょうか。 |
聖戦ヴァンデ〈下〉 (角川文庫) ![]() 価格: 600円 レビュー評価:5.0 レビュー数:3 藤本ひとみといえば、コバルト文庫をはじめとしたライト系から出発し、 それでいて深みがありシリアスなストーリー展開が面白さをかもしだしていた。プラス、あま〜い恋愛絵巻描写がお得意な作家としての個人的見方もありました。しかし、ついにこの作品でストイックな「歴史絵巻」が書ける作家だったということを証明してもらった。 正直いうと、藤本さんの本は『ハプスブルグの宝剣』や『ブルボンの封印』 など読ませてもらっていたのだけど、そのどれもが、少女趣味からやっぱり 抜け出せないのかなあ、と思えるような文体・内容でちょっと敬遠してたんだよね。 けれど、この物語は題材・構成・人 |
離婚まで (集英社文庫) ![]() 価格: 520円 レビュー評価:4.0 レビュー数:1 主婦として、母として、働く女として、、、 懸命に全ての役割をこなそうとする主人公、可奈子。 最初の4頁を読んだだけで、彼女が離婚したくなる気持ちは 納得できました。夫、最悪。 けれど同時に、「なぜ、可奈子はこんな男と結婚したのか?」が 気になって仕方ありませんでした。 そもそも、可奈子のような女性がこういう男と結婚するなんて あり得ない! そう思いながら読み進めていくうちに、 小説としての面白さは★5つに値するのですが、 |
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逆光のメディチ (新潮文庫) ![]() 価格: 660円 レビュー評価:5.0 レビュー数:4 藤本ひとみ氏の本は好きで、たくさん読みましたが。とくに好きな小説のひとつ。 もちろん、歴史小説としても少女小説としてもかなり高い水準。 アンジェラの女性としてのひたむきな恋心にもかなりひかれますが。 いつも異常とも思えるほどの天才についてのこだわりが、とっても魅力的な作家さんだといつも思ってます。 |
功徳はなぜ廻向できるの?―先祖供養・施餓鬼・お盆・彼岸の真意 ![]() 価格: 1,260円 レビュー評価:3.5 レビュー数:3 口で言うなら、お坊さんの理論武装のための本。 仏教が現代社会において、どのような指導を行うべきかについては、どうも示唆するところが薄っぺらな観がある。この本の説を根拠に、だから供養をしなさいとなると、お坊さんは古くさいものにしがみついた、なおさら信頼の置けぬ存在になるのでは無かろうか。 本書は古い経典に説かれていることを根拠に、自業自得の仏教で、功徳と廻向の関係を整理しただけだ。供養や廻向は、昔からお寺の信者が、お坊さんから説明を受けずとも行ってきたこと。それの典拠を示したのだから、誤りではないということの説明にはなるだろう。 しかし一般の人が抱えている霊 |